いつもかけっこレッスンのトータルスポーツをご利用いただき誠にありがとうございます。
今回は枚方市の河川敷で15歳の男子中学生2名にかけっこ(短距離)レッスンをさせていただきました。
どちらも球技(野球とラグビー)を習っているということもあり、身体がしっかりしている中学生でした。
準備体操(動的ストレッチ)をしてから、中学生向けの少し難しい体の動かし方を行ったところ、やはり中学生なので理解も早く、難しい動作でもすぐに対応することができました。
ウォーミングアップが終わり、ダッシュをしていただいて走り方を見させていただきました。
かけっこ(走り方)の癖
体幹がしっかりしており、地面をキックする力は強かったのですが、
ふたり共、
①脚が後ろへ流れてしまう
②腰から折れて上体が前へ倒れている
というフォームでした。
この二つはよく球技をされているお子さんに見られる特徴でもあります。
地面を強く蹴るという意識が強すぎるのが原因です。
かけっこ(走り方)改善方法
まずミニハードルを用いて、正しい姿勢を身に付けることから行いました。
等間隔に並べたミニハードルの間を両脚ジャンプしていくものです。
踝、膝、骨盤、肩、頭が一直線の姿勢を取り、そのままジャンプしていきます。
接地時には膝や腰が曲がり過ぎないように注意させました。
次に、ミニハードル間で腿上げを行いました。
この際、二人ともミニハードルを怖がり膝を上げ過ぎてしまいました。
その反動で姿勢のバランスが崩れてしまい、腰が折れてしまいます。
上に述べた通り、踝、膝、骨盤、肩、頭が一直線の姿勢がベストです。
そのことを伝え、少しずつ動きの中で姿勢を正していきました。
その後直線を走ってもらうと、最初に走った時と比べ上体が起き上がっており、足も後ろへ流れなくなりました。膝が前へスイスイと出てきていました。
短距離走は一流選手でも50〜60m付近でトップスピードを迎えるとその先は減速します。
減速させないためには地面をキックする走りではなく、脚を前へ運ぶ走りに切り替えなければなりません。
本日レッスンをした二人のお子さんは、その脚を前に運んでいく走りを身につけることができました。
タイムはどちらも50mのタイムが0.3〜0.4秒ほど短縮しました!
片方のお子さんに関しては前回も受けていただきましたが、フォームも以前からさらに改善されていました。
正しい姿勢を身につけさせるだけでこれだけのタイム短縮があるのかと、こちら側も驚かされ、逆に勉強させていただきました。
本日もありがとうございました!
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