走り方コツ

走る伝説!ウサイン・ボルトの走り方と子供のかけっこを解説!

いつもトータルスポーツをご利用いただきありがとうございます。

本日は100m、200m、4×100mリレーの現世界記録保持者ウサイン・ボルト選手をもとに走り方の基本について掲載させていただきました。

弊社、体育家庭教師トータルスポーツでは、50mの計測を行った後に、腕の振り肩・走るときの良い姿勢・地面への足の着き方(接地)・脚の回し方動かし方・力の出し方(ピッチやストライド)・スタートダッシュ・最後に50mの計測をかけっこ(走り方)レッスンではおこなっております。

普段おこなっているレッスン内容をもとに、ウサイン・ボルト選手の走り方と子供の走り方を比較しておりますので、ぜひご覧ください。

〜第①章・姿勢に大きな違いが〜

よく走る時は良い姿勢と言われることがあるかと思いますが、良い姿勢で走るのは「足が速くなる」メリットしかないんです。

地面に伝えた力が返ってきやすくなる反発力や膝が上げやすくなること、腰が引けて後ろに体重が乗るような動作がなくなり、脚が前に出やすくなるなどがあります。

★ウサイン・ボルト選手の姿勢!

子供達の多くは上半身だけが前傾気味で、お尻が引けているようにして走ります。

そのため脚は上げにくく前に出ずらく、膝をあげても顔が下がっているため、あがっている様に見えるという錯覚が生じてしまいます。

そして、脚が後ろの方に流れてしまい力が上手く地面に伝わらずに力が逃げてしまうといった動作が見られます。

これは足首・膝・腰に負担がかかる走り方であり、何より疲れやすい走り方なのです。

ボルト選手の走り方は、頭が下がっていない為、姿勢が良く、お尻が引けているような姿勢にはなっておりません。

姿勢が良いため、膝は腰の位置まで前の方に高く上げられ、後ろに引いた腕とのバランスもしっかりと取れています。

地面からの反発をもらえるため、足首・膝・腰に負担がかからない走り方であり、短距離走において疲れにくい走り方を身につけるとができます。

補足をしますと、前傾姿勢とは【一本の棒】を倒したような体の軸(姿勢)のことをさし、上半身だけが前傾気味でお辞儀のような姿勢は間違いになります。

この姿勢の違いが、走るときに早いか遅いかの大きな違いになってきます。

速く走る走り方の一つとしてまず良い姿勢を身につけましょう。

〜第②章・腕の振り方の違い〜

次は腕の振り方の違いについてお話ししていきたいと思います。

小学生・未就学児に多い走り方ですが、後ろに腕を振った時に肘が伸びてしまう・腕を目で見えている体の前だけで振って後ろに振らないなどがあり、一番多くみられるのが脇が開いて横に腕を振るフォームです。

保護者様からは上記のように走り方がおかしいなどの相談を多くいただきます。

★ウサイン・ボルト選手の腕の振り方!

手のひらはパーにし、前の手は折りたたむようにします。前にきた手の指先が顎より上にいくことはありません。

アゴのラインで腕を止めることによって、肘は前に出過ぎることもなく、前だけで腕を振る動作にはなりません。

次に特徴的なのは肘をしっかり後ろに引くことです。これは、前に進もうと前傾している身体に対してバランスを保っていることになります。

小学生でも見られるのは、速く走ろうと頑張るがあまり、前のめりに走ってしまいます。

そして素直な子供たちは、腕振りも前で振ることが多くなり、肘を引かないため脚が流れて膝が上がらない原因となり、ブレーキをして転倒に繋がることも多いのです。

肘を後ろにしっかり引くことで、姿勢のバランスがしっかりと保たれ膝が上がってくるというメリットもあります。

前から後ろに腕を引く時、腕を1度垂直に下ろしながら後ろまで持って行き肘が90度程になるように曲げます。

そうすることによって遠心力が生まれ、体が前に加速していき推進力が生まれます。

腕振りは速く走るためには大変重要な動作なのです。

足の速い子供によく見られるのが、このような動作です。

これは、筋力がなくても速く走るコツとして取り上げられている技術になります。

次に後ろで曲げた腕を前に持ってくる時ですが、垂直に戻すことはなく掌が腰の辺りを通過して前に持ってきます。

顎のラインまで最短距離で持ってくるのには理由があり、前から後ろに腕を早く振る為・バランスを取る為です。

円を描くように腕を振る事でより早く腕を振ることができ、より大きな遠心力を使えることができます。

〜第③章・「接地」地面に対する足のつき方と脚の回し方〜

子供に多い接地の仕方は、踵から地面についてつま先に抜けていくベタベタ接地(ベタベタ・バタバタ走り)がとても多いです。

他には脚の裏全体を地面につくフラット接地、そして足裏前足部で地面につくつま先接地があります。

子供達の中には膝や足首が、進行方向に向かないがに股(О脚)の接地をする子供もおられます。

良い接地をしていないとそれに起きるデメリットがあります。

地面をつつくようなブレーキをする動き、お尻にカカトがつきそうになる脚が流れる動き、膝が曲がって腰が落ちてしまう動きなど、腕振りや姿勢意外に、接地というのは地面に触れているとても重要な部分であり、何より正しい走り方ができないと怪我の外傷を作る原因になりやすいです。

しかし、この接地の方法を変えるだけでブレーキや足が流れるといった動きや正しい接地の仕方により怪我のリスクも大幅に減ります。

そしてよりスムーズに脚が回転し、歩幅が大きくなり前に進むことができます。

★ウサイン・ボルト選手の接地!

ボルト選手はスタートダッシュの時と体を起こしてからゴールするまでの接地が異なっているのです。

スタートダッシュ(加速)をしている時の接地は、主にかかとが上がり母指球のラインで接地しています。これは、サッカーや野球などの習い事をしている子供に多く見られる接地であり、足を速くする走り方の1つで、小学生で速く走れる子はみんなスタートダッシュの時この動きができています。

しかし、ゴールまでこの動きで行ってしまうと、体が起きても足は流れて膝は上がっておらず、ブレーキ動作も多くなり歩幅を確保することができません。

かけっこ教室レッスンにお越しいただくお客様の中にも上記のような子供は多く見られ、正しい走り方を教えて下さいといったご相談が多くあります。

では次に身体を起こしてからゴールするまでの中間走ですが、ボルト選手の接地はフラット接地に近い動きでした。

「近い動き?」「フラットじゃないの?」と疑問に思われた方もいると思います。

なぜその様な言い方をしましたかというと、フラット接地の様に乗り込むけれど、かかとは1センチ程度浮いており、最初に接地する箇所は脚の裏の真ん中辺りから母指球にかけて接地をしております。

これは体が、脚の裏の全体に乗り込もうとしなければできない接地であり、頭が下がっていたり、脚が流れている様な動作ではすることができません。

良い姿勢と良い腕振りが出来て初めて乗り込む様な動作(フォーム)に繋がります。

それによって起きるメリットがあり、地面に接地した脚がかえってくる様になり、脚が流れることもなく、膝は腰の位置まで前の方に高く上げ続けて走ることができ、余裕も生まれます。

〜最終章・速く走るには〜

今回は子供の走り方とウサイン・ボルト選手の走り方の比較で、姿勢・腕振り・接地の3つについて書かせていただきました。

速い人の走り方をするためには、上半身と下半身の連動性が必要不可欠です。

良い姿勢を覚えて前傾姿勢をおこなうことで、無駄な力を使わずにスピード(加速)が出せて、最後までフォームを崩さずにスピードを落とさず走ることが大切になってきます。

これは、短距離走・中距離走(800m、1500m)・長距離走(マラソン)でも大切なことです。

長距離(マラソン)のような持久走では、効率的な走り方や体力が持つ走り方など、より疲れにくい走り方をしますので、また短距離走とは走り方やフォームは異なります。

弊社かけっこレッスンのトータルスポーツでは、速く走りたい、綺麗に走りたい、かっこいいフォームで走りたい、走り方がわからないなどのお客様のご要望に答えて、楽しくより分かりやすく噛み砕いた教え方を大人子供含めて提供しており、子供達1人1人に少しでも足が速くなって欲しいという願いのもと活動し、精進しております。

お子様1人1人丁寧に教えることで、走るのが速くなったと実感していただき、自信を持っていただくことで、今後の成長の糧としていただきたいと思っております。

ご質問などご不明な点がございましたら何でもお気軽にご相談ください。

ご覧いただきありがとうございました。

今後もかけっこレッスンのトータルスポーツをどうぞよろしくお願いいたします。

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