秋も深まり、競技会シーズンもいよいよ終盤。 ここからは、冬季練習に向けた「移行期(トランジション期)」に入っていく選手が多いのではないでしょうか。
大会を重ねてきた身体と心をいったんリセットし、次のシーズンへ向けての準備を始める大切な時期です。 トータルスポーツでもこの時期は、技術練習から基礎づくりへと重点を切り替えています。
🧠 移行期とは?
移行期とは、シーズンを終えてから本格的な冬季トレーニングに入るまでの「つなぎの期間」。 試合や強度の高い練習を続けてきた身体を回復させつつ、次のトレーニングへの準備を整えるための期間です。
この時期は「オフシーズン」と呼ばれることもありますが、完全な休養ではなく、 “回復しながら強化する”ことが目的になります。
疲労の蓄積をそのままにして冬季へ突入すると、ケガやパフォーマンス低下につながるため、 このタイミングでのメンテナンスは非常に重要です。
💪 トレーニングのポイント
移行期に取り組むべきトレーニングは、以下のような内容をバランスよく取り入れることが理想です。
- ① ジョグ・有酸素運動:心肺機能を保ちながら、疲労回復を促す。
- ② 体幹・補強トレーニング:シーズン中に崩れた筋バランスを整える。
- ③ フォームドリル:正しい姿勢・リズム・腕振りを再確認。
- ④ 可動域トレーニング:股関節・肩・足首などの柔軟性向上。
- ⑤ リラックススプリント:低強度で感覚を研ぎ澄ます。
この期間に“走る基礎体力”を再構築しておくことで、冬季練習からより質の高い負荷をかけられるようになります。
🔥 トータルスポーツでの移行期練習例
トータルスポーツのクラブチームでは、移行期に以下のような練習を行っています。
- マーカーやミニハードルを使ったリズム・反応トレーニング
- 股関節を意識したアンクルホップ・スキップ・マーク走
- ゆっくりしたペースでの100m×数本の流し走
- 補強トレーニング(体幹・スクワット・ヒップリフトなど)
どの練習も「正しいフォーム」を意識しながらリラックスして行うことを重視。 強度を上げることよりも、感覚を整え直すことを目的としています。
🧩 メンタル面の切り替えも重要
移行期は、身体だけでなく心のリフレッシュも大切です。 シーズン中は記録や結果に意識が向きがちですが、この時期は「自分の課題を整理し、前向きに次へ向かう時間」。
トレーニングノートを振り返りながら、「良かった点」「改善したい点」を書き出しておくと、 冬季練習の目標設定にもつながります。
⚠️ 注意点:無理をしない
シーズンを終えた直後に強度を上げすぎると、疲労が抜け切らないまま再びオーバーワークに陥る危険があります。 特に成長期の選手は、筋肉や関節がまだ発達途中のため、 疲労を残さないことを最優先に考える必要があります。
休む勇気もまた、強くなるためのトレーニングの一部です。
🌟 来シーズンに向けて
この移行期にしっかり身体と心を整えておくことで、冬季練習がスムーズに始められ、 来春のシーズン序盤から全力で走れるコンディションを作ることができます。
焦らず、しかし目的を持って取り組むこと。 「積み重ねの秋」を大切に、次のステップへ進んでいきましょう!
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