2026年5月10日に行われました春季記録会へ、トータルスポーツの選手たちが出場いたしました。
当日は非常に強い向かい風が吹く難しいコンディション。
短距離種目では、向かい風になるだけでタイムは大きく落ちます。
特に小学生年代では、フォームの乱れや力みがそのまま失速につながりやすく、決して簡単な条件ではありませんでした。
しかし、その中でも選手たちは最後まで力強く走り抜き、多くの好記録や自己ベスト更新が生まれる大会となりました。
■ 向かい風だからこそ「本当の走力」が見える
追い風では勢いで走れてしまうこともあります。
ですが、向かい風では誤魔化しが効きません。
- 正しい姿勢を維持できているか
- 地面をしっかり押せているか
- 無駄な力みがないか
- 腕振りと脚の連動ができているか
こうした「走りの土台」が、そのままタイムに表れます。
今回の大会では、冬季練習から積み重ねてきたフォーム改善や基礎練習の成果が、少しずつ形として現れてきました。
■ 小学生60m|低学年の成長が見えたレース
60mでは、低学年選手たちの成長が非常に印象的でした。
11秒台前半〜12秒台前半の好タイムも多く見られ、スタートからしっかり前へ進める選手が増えてきています。
低学年ではまだ筋力だけで速く走ることはできません。
そのため、
- 正しい腕振り
- 接地位置
- 足の切り替え
- リズム感
といった「体の使い方」が非常に重要になります。
日頃から行っているミニハードルやマーカー走などの基礎練習が、少しずつ走りに繋がってきています。
■ 小学生100m|14秒台・15秒台も多数
100mでは、向かい風の中でも14秒台〜15秒台の好記録が多数出ました。
特に印象的だったのは、スタートから加速局面でしっかり前傾を維持できている選手が増えてきたことです。
小学生では、スピードが上がるほど体が浮きやすくなります。
しかし今回は、悪条件の中でもフォームを崩さず、最後まで押し切る走りが多く見られました。
これは単純な筋力ではなく、継続して取り組んできた動き作りの成果です。
■ リレーで見えた“チーム力”
今回の大会では、リレーでも非常に良い結果が生まれました。
男子4×100mリレーでは、ついに59秒台を記録。
向かい風の中での59秒台は非常に価値のあるタイムです。
また女子リレーでも1位を獲得。
個人の力だけではなく、
- バトンパス
- 声掛け
- チームでの意識共有
など、日頃から積み重ねてきた部分が結果に繋がりました。
リレーは「速い選手を集めれば勝てる」わけではありません。
仲間と合わせる力や、バトン技術、チームとして戦う力も非常に重要になります。
■ 中学生カテゴリーでも成長が見え始める
中学生カテゴリーでも、冬季練習の成果が少しずつ見え始めています。
特に中学生では、単純な走り込みだけではタイムは伸びません。
必要になるのは、
- 加速技術
- 接地技術
- 地面反力の使い方
- 全身の連動性
です。
トータルスポーツでは、変形ダッシュやチューブ牽引走など、専門的なドリルも取り入れながら練習を行っています。
まだシーズン序盤。
ここからさらにタイムを伸ばしていけるよう、日々の積み重ねを大切にしていきます。
■ 「運動会直前だけ」では作れない走り
この時期になると、
「運動会前だけ参加したい」
「すぐに速くしたい」
というご相談も多くいただきます。
もちろん短期間でも変化は出ます。
ですが、本当に安定して速く走るためには、やはり日々の積み重ねが重要です。
今回の大会でも、継続して練習している選手ほど、悪条件の中でも安定した走りを見せていました。
“速くなる”には理由があります。
そしてその理由の多くは、才能ではなく「積み重ね」です。
■ 次の大会へ向けて
シーズンはまだ始まったばかりです。
今回良かった選手も、悔しい思いをした選手も、それぞれ次につながる課題が見えた大会になりました。
これから運動会シーズン、そして夏の大会へ向けて、さらにレベルアップしていきたいと思います。
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