陸上競技における「ヒップロック」の重要性とは?
陸上競技、特に短距離走に取り組む選手にとって、フォームの安定性や推進力の向上は大きな課題です。その中でも、近年注目されているのが「ヒップロック」という動作。
あまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、このヒップロックが身につくかどうかで、走りの質は大きく変わってきます。今回はそのヒップロックの意味や効果、そしてトレーニング方法についてご紹介します。
ヒップロックとは?
ヒップロックとは、接地の瞬間に反対側の骨盤をしっかりと引き上げ、脚と骨盤が連動して動く状態のことを指します。
この動作ができていると、走行中に体が左右にブレず、地面からの反発力を効率よく前方への推進力へと変えることができます。つまり、スピードが出やすく、無駄のない走りが実現できるのです。
ヒップロックができていないとどうなる?
ヒップロックができていない場合、次のような問題が起きやすくなります。
- 腰が落ちてストライドが縮む
- 身体の軸が左右にブレてしまう
- 地面からの反発力を活かせない
- 足が流れてしまい、効率的に地面を押せない
これらの課題はすべて「タイムが伸びない」「疲労がたまりやすい」といった形で選手を悩ませます。特に小学生・中学生の選手にとっては、早い段階からこのフォームの基礎を意識しておくことで、将来の伸び代も大きく変わってきます。
ヒップロックを習得するには?
ヒップロックを身につけるには、いくつかのポイントを意識したトレーニングが必要です。
腰の高さを一定に保つ
走る際には、腰の位置が上下に揺れないように保つことが大切です。軸が安定することで、無駄な力を使わず効率よく前進できます。
正しい姿勢での接地
足が身体の真下で着地することで、地面からの反発をスムーズに受け取ることができます。重心が前や後ろに傾くと、この反発がうまく活かせません。
スキップやランジを取り入れる
骨盤と脚の連動性を高めるには、スキップやランジなどのトレーニングが効果的です。正しいフォームを再現するドリル練習を継続的に行いましょう。
実際の走りの中で意識する
練習中だけでなく、全力で走る場面でも「骨盤の引き上げ」「軸の安定」を常に意識できるかどうかがポイントです。
トータルスポーツでの指導
私たちトータルスポーツでは、ヒップロックの習得を「フォームを整える基本」と捉え、日常の練習に取り入れています。
「難しい技術」ではなく、「正しい姿勢・正しい接地・正しい動作」ができていれば、自然とヒップロックの形になってきます。
個々の体格や筋力、柔軟性に合わせて無理なく導入していくことが、子どもたちの成長にとって最も重要です。
まとめ
ヒップロックは、短距離走を始めとしたすべての陸上競技の基盤となるフォーム技術です。
小学生・中学生のうちからこの感覚を少しずつ身につけていくことで、記録の伸びはもちろん、ケガの予防にもつながります。
「走りがなんとなく安定しない」「もっとスピードを上げたい」そんな方は、ぜひ一度ヒップロックの動きを見直してみてください。
トータルスポーツでは、正しい身体の使い方を楽しく学べる環境を整えています。体験レッスンも受付中ですので、お気軽にお問い合わせください。
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【代表コーチプロフィール】
吉見 侑真(Yuma Yoshimi)
中学時代に陸上競技を始め、高校卒業後、鍼灸師を目指して森ノ宮医療大学に進学。
在学中より陸上・テニス・アメフト・サッカーなど多種目のトレーナー活動に従事。
トレーナー・研究団体『HUREC』にて、先天的な身体連動性に着目した動作調整技術を習得。
東洋・西洋医学を融合させた鍼灸施術と連動性トレーニングを組み合わせ、これまで延べ500人以上のアスリートをサポート。
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